松本人志氏の大相撲人命救助の一件に関する発言からトレーニング指導者としての知識の付け方を考える


こんにちは!株式会社肉体改造研究所 代表の竹田大介です。

本日4月8日(日)、フジテレビ ワイドナショーにて、大相撲巡業中に起きた女性の方が人命救助中に流れた場内アナウンスについて取り上げられていました。

松本人志 ワイドナショー

各メディアで報道されている通り、京都府舞鶴市の多々見良三市長(67)が土俵上で倒れ、観客席にいた看護師の女性が土俵に上がり心臓マッサージを行っている際、「女性の方は土俵から降りてください」という場内アナウンスが流れたそうです。

これに対し松本人志さんが、下記のような発言をしておられました。

「相撲の伝統としての知識(女性は土俵に上がってはいけない)を、なぜなのか?という根本的な部分を知らずにただ暗記しているからとっさのときに適切な状況判断ができない」

私も修行時代、これに似た場面によく遭遇しました。

私が大学に通いながら最初にパーソナルトレーナー修行で働いた施設には、私同様修行中のトレーナーが多く在籍していましたが、研修で習った知識・技術を「なぜなのか?」という部分まで掘り下げて習得できる者と、枝葉の知識だけ暗記して根っこの部分を知ろうとしない(基礎知識が乏しく理解できない)者といました。

当然ながら前者と後者では知識に雲泥の差が出て、同じ値段でパーソナルトレーニングを提供してもトレーニングの質は格段に違うものになっていました。

例えば、スクワットのフォームひとつとっても、理由を知らずに習ったフォームをどのお客様にも提供していれば、あるお客様にとっては目的を達成する手段になり得ても、別の目的を持ったお客様には適切ではないといったことが起きてきます。

このフォームがこの目的に対してなぜ適切なのか?という部分を理解していれば、お客様の目的や個性に合わせてフォームを調整したり、スクワットでも他の種目を選択したりといったことが可能になります。

それを理解するためには、解剖学・生理学・バイオメカニクス(生体力学)など多岐にわたる学問分野を学ばなければなりません。

今、パーソナルトレーニング業界ではトレーナー人口が増えています。

増えるのは結構なことですが、まだ法整備が追い付いていないこともあり、無資格者でもマンションの一室を借りてトレーニング機材を入れれば「パーソナルトレーニングジム」が簡単に開業できてしまう状況にあり、業界で問題視されています。

まずはパーソナルトレーナーとして活動するにあたっての最低限の基礎知識を習得し、自己満足ではなく専門機関の認定を受けるためにトレーニング指導者資格を取得し、知識の暗記ではなく常に「なぜなのか?」の疑問を持ち、お客様の目的や個性に合わせたオーダーメイドなエクササイズプログラムを立案し指導できる実力を身に着けて頂きたいものです。

私もこれまで複数の企業からご依頼頂きパーソナルトレーナー育成や現役パーソナルトレーナーの研修の仕事を行い、自社でもパーソナルトレーナー向けセミナーを開催しておりますが、こういった部分も含めてこれからもパーソナルトレーナー育成事業を行って参りたいと、ワイドナショーを観てさらに強く感じました。

 

 

 

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