エクササイズ中の呼吸/クリスタルイズム2022年5月20日放送 ゼットマン
こんにちは!株式会社肉体改造研究所 代表の、ゼットマンこと竹田大介です。
レギュラー出演中のラジオ番組「クリスタルイズム(レインボータウンFM)」5月20日(金)放送時の動画を公開致します!
今回の話題は「エクササイズ中の呼吸」
動画の内容
基本的には、エクササイズで主に使われる筋肉が収縮しながら力を発揮するときに息を吐きます。
スクワットをモデルに説明すると、スクワットは立った状態からしゃがんでまた立ち上がる動作ですが、スクワットは股関節・膝関節・足関節と複数の関節を動かすため、使われる筋肉も多くなりますので、お尻の筋肉にフォーカスを当てて説明します。
お尻の筋肉(大臀筋)は、股関節を伸ばすとき(スクワットでは立ち上がるとき)に使われます。お尻の筋肉が収縮して太腿の骨を引っ張り回転することで股関節が伸びます。では、しゃがむとき(股関節が曲がるとき)はどのように使われているかというと、重力に逆らい動作スピードを制御する役割を持ち、引き伸ばされながら力を発揮しています。
しゃがんだあと立ち上がるときがスクワットで最もキツイ部分ですが、ここで息を吐きます。
息を吐くと腹圧が上がり筋力発揮がしやすくなりますので、分かりやすく言えば一番キツイところで吐くということになります。
腕立て伏せでは、床に手をついて肩が伸びているところから床に伏せていくとき、胸の筋肉は引き伸ばされながら力を発揮して動作スピードを制御し、床を押して身体を持ち上げるときに収縮しており、ここで息を吐きながら身体を持ち上げます。
心肺機能や呼吸器に疾患がなく血圧も正常な方であれば、動作で一番キツイ局面で息をこらえる「バルサルバ法」を用いると、腹圧がより高まり筋力発揮がしやすく、バックスクワットなど脊柱に負荷がかかるエクササイズでは脊柱を安定させることが出来て有効ですが、心肺機能や呼吸器に疾患がある方や血圧が高い方はバルサルバ法は用いず、息を止めずにエクササイズを行ってください。
執筆者:竹田大介
熊本県合志市出身。
ゴールドジム公認パーソナルトレーナーとして、ゴールドジム東陽町スーパーセンター・イースト東京(江東区南砂)・渋谷東京の3店舗で活動中。
大学院でのトレーニング科学における学術研究で得られた科学的知見を活かし、お客様の個性や目的に合わせて目標達成を効率的に導くオーダーメイドなエクササイズプログラムを立案し、楽しくトレーニングできるようサポートさせて頂いております。
株式会社肉体改造研究所 代表取締役
日本大学大学院文学研究科教育学専攻体育学コース 博士前期課程 修了
NSCAジャパン 最優秀論文賞2018 森永最優秀事例報告賞 受賞
NSCAジャパン 最優秀指導者賞 パーソナルトレーナー・オブ・ザ・イヤー2021 受賞