日本とアメリカの高齢者のQOLの違いについて 上岡龍太郎さんのお話し
こんにちは!株式会社肉体改造研究所 代表の竹田大介です。
YouTubeで、上岡龍太郎さんが立川談志師匠と対談された際の動画を見つけ、天才芸人二人の話に聞き入っていたところ、上岡龍太郎さんが「日本はなぜアメリカより寝たきりの高齢者が多いのか」について話しておられました。
その部分だけご紹介すると、
- 100歳以上の高齢者数 日本 約12,000人 アメリカ 約50,000人
- 寝たきりの方の人数 日本 約120万人 アメリカ 約20万人
- アメリカの高齢者施設にはトレーニングジムがあり、高齢者に身体を鍛えさせる
- 日本の高齢者施設はヨボヨボ歩いている方を車いすに乗せるため足腰が弱り、歩けない人が増える
- 自分はそうならないために、マラソンをやっている(「寝たきり老人」ではなく「走り切り老人」を目指す)
いつ行われた対談かは分かりませんが、上岡さんが芸能界を引退されたのが2000年とのことですので、最低でも今から21年以上は前に撮影されたものということになります。
上岡さんが仰っている数字が正確かどうかは分かりませんが、介護保険制度が改正されて改めて介護予防運動の大切さが取り上げられるようになったのが2006年4月ですから、それ以前に既に高齢者が身体を鍛えることの大切さを説いておられるということになります。
昨年からコロナ禍になり、外出自粛で高齢者の体力・筋力の低下が急速に進んでおり、「コロナフレイル」「健康二次被害」という言葉まで出来てしまいました。
人間は加齢により筋肉量減少・筋力低下が起きますが、運動をしないと加齢以上のスピードで筋力低下が進みます。
しかし、筋力トレーニングを行えば、何歳になっても筋肉量増加・筋力向上することもできます。
※下記は私が93歳女性クライアントのパーソナルトレーニングを3ヶ月行った事例をもとに執筆した事例研究論文をトレーニングが専門ではない方にも分かりやすく解説した動画です。
ご高齢の方にもぜひ筋力トレーニングで、コロナフレイルに陥らずにコロナ禍を乗り切って頂きたいと思います。
執筆者:竹田大介
熊本県合志市出身。
ゴールドジム公認パーソナルトレーナーとして、ゴールドジム東陽町スーパーセンター・イースト東京(江東区南砂)・渋谷東京の3店舗で活動中。
大学院でのトレーニング科学における学術研究で得られた科学的知見を活かし、お客様の個性や目的に合わせて目標達成を効率的に導くオーダーメイドなエクササイズプログラムを立案し、楽しくトレーニングできるようサポートさせて頂いております。
株式会社肉体改造研究所 代表取締役
日本大学大学院文学研究科教育学専攻体育学コース 博士前期課程 修了
NSCAジャパン 最優秀論文賞2018 森永最優秀事例報告賞 受賞
NSCAジャパン 最優秀指導者賞 パーソナルトレーナー・オブ・ザ・イヤー2021 受賞